取引履歴が見つからないは過払い金確定だ
過払い金返還請求をする前には、必ず取引履歴の開示請求を貸金業者に行います。その際、貸金業者からよく言われることは以下になります。
「結構古い取引履歴になりますので、この支店ではわからない。本気で調べようとすれば、本社にある膨大な量の情報から探さなくてはいけないので、とてもそんな時間はありませんし、経費もかかってしまいます」
「取引履歴を開示して引き直し計算で残高が2万円だと、その取引履歴を探す経費で5万円かかかるので両方とも損です。借金をゼロにするというのではどうでしょうか? おそらく過払いにはなっていないと思いますし」
こんな内容の話には、絶対に騙されてはいけません。こうした言い回しをするということは、貸金業者のほうではすでに過払い金を確認していて、過払い金の返還を何とか阻止するためのものなのです。他にも以下があります。
「取引履歴を紛失したらしく、どうしても見つからない。申し訳ないですが、借金をゼロにすることで許してもらえないでしょうか?」
これだけコンピュータが発達した世の中です。ボタン1つで取引履歴なんてものは出るのが普通です。取引履歴を紛失するなんてことは、わざと以外ではあり得ません。
貸金業者が、取引履歴が見つからないだとか、取引履歴を探すのは大変だとか言うということは、100%過払い金が発生していると考えても良いと思います。
貸金業者の言うことを100%信じないように、必ず全取引履歴を開示してもらいましょう。