プロに頼んだほうが良いケース
過払い金返還請求は個人でもすることが可能で、少しの勉強と手間隙をかければ、別に弁護士や司法書士に頼まなくても大丈夫です。
ただ、忙しくて自分で過払い金返還請求をする時間がないという人や、交渉ごとは苦手な人、足元を見られがちな女性の場合には、プロである弁護士や司法書士に頼んだほうが良いと思います。
また、借り入れ件数が多い人は、自分で過払い金返還請求をしようとすれば大変だと思います。過払い金返還請求では、1社1社と直接交渉して和解していかなくてはいけませんので、交渉する相手が多くなればそれだけ大変です。
10年を超えるような長期の返済をしていた人など、1社あたりの過払い金が高額になることが予想される人も、同様に弁護士や司法書士に頼んだほうが良いと思います。
過払い金が高額になれば、相手の貸金業者も必死で抵抗してきますので、素人では損をしてしまうことが多いと思います。
弁護士や司法書士といった過払い金返還請求のプロに頼んだほうが良いのは、他にも特殊なケースでの過払い金です。
例えば、過払い金を請求中の人が亡くなり、遺産相続した場合や、完済してすでに5年以上が経過している場合、昔に貸金業者と和解している場合などです。
普段から相手の貸金業者の対応が悪いケースでも、どいった出方をしてくるのかわかりませんので、プロに頼んだほうが良いでしょう。
また、取引履歴の開示請求と引き直し計算までは自分でしてみて、過払い金が少額なら自分で、高額になればプロに頼むという方法も可能です。