【消費者金融の客】買い物依存症で段々派手になっていく人
消費者金融にはいろいろな人がお金を借りにきます。人間観察の好きな人なら、こんなに楽しい職場はないかもしれません。
特に、私が勤務していた消費者金融業者は立地的に来店客が多く、受付窓口がいっぱいになるなんてことも多々ありました。
来店客の中には、来店の度に段々派手になっていく人もいました。消費者金融のお客さんは借金持ちであり、お金に困っている人です。
そんな人の身なりが段々派手になっていくのですから、「この人大丈夫かなぁ?」となりますよね。
しかも、返済時に「今月ピンチなので金利だけにしてほしい」と言われても、その身なりを見ると承諾はしますが、かなり渋々の承諾になります。
借金は利用する人にとっては中毒性のあるもので、借金をしては買い物を繰り返すという人がいます。返済をしなければいけないことはわかっていても、後のことはあまり考えないのです。
お金を使えば誰だってストレス解消になります。煙草が体に悪いものだとわかっていてもやめられないのと似ていますよね。
しかし、借金は煙草と違って数年で終わりがきます。煙草は死ぬまで吸えますが、借金は死ぬまでできないのです。
借金はその人の収入によって最大限度額が決まります。年収が300万円の人が消費者金融で1000万円の借金をすることはできません。
借金をして服や鞄などを購入していくと、いつか破綻することになります。段々派手になっていった人も、案の定破綻してしまいました。