消費者金融が低所得者の生活を守っている現実
消費者金融で働いていて1番嬉しいのは、何といっても貸した人から感謝されることです。
「本当に助かりました」「これで何とかなりそうです」「自殺しないでよくなりました」などと、貸付けをしたときにお礼の言葉をいただくと、本当に「こちらこそありがとうございました」となります。
「あのときは助かりました」「人生をやり直すことができました」「大変お世話になりました」「いつも助けてもらってすみません」など、完済のときにもそうしたお声を頂戴することがあります。
こうしたお声を頂くと、消費者金融というのは人助けの商売なのだと実感します。
低所得者の人たちを相手に高金利でお金を貸付け、貧乏人からお金を巻き上げているなんていう人もいますが、低所得者の生活を守るためのセーフティーネットがないため、消費者金融がその受け皿になっているのでしょう。
ただ、個人的にはもっと低い金利で貸付けを行うべきだと思います。従業員の給料は人並みですが、会社の利益や社長などの給料は明らかに高すぎます。
消費者金融は儲けすぎだとの批判を受けますが、これは当たらずも遠からずといった感じです。
消費者金融を利用して感謝してくれる人はいますが、こちらは高い金利をもらっているのですから、感謝されるようなことはないのかもしれません。
感謝されるためにはもう少し低金利で貸付けすることが必要なのですが、金利が低くなるとそれだけ審査基準が厳しくなるというのは、何とももどかしい話です。