【消費者金融のヘンな客】声が大きすぎる人!借り入れ金額がまる聞こえ
消費者金融にはいろいろな人がお金を借りにきます。人間観察の好きな人なら、こんなに楽しい職場はないかもしれません。
特に、私が勤務していた消費者金融業者は立地的に来店客が多く、受付窓口がいっぱいになるなんてことも多々ありました。
来店客の中には、声が大きすぎる人もいました。お店にお客様が1人だけのときなら別に良いですが、他にお客様がいるときには少し困ります。
消費者金融の店舗では、窓口が完全個室になっていることはまずありません。受付をするのは女性が多いですし、現金を扱うことから防犯上で個室は無理なのです。
そのため、衝立で隣の席の人の顔は見えないようになっていますが、声が大きければどうしても聞こえます。
消費者金融では個人情報を扱いますので、情報漏えいにはかなり神経質になっています。来店したお客様が大きな声で契約内容などをベラベラとお話になるのは、できればやめてもらいたいはずです。
特に、審査内容については秘密になりますので、大きな声で借入金額を言うのはいただけません。
考えてみてください。自分が30万円でも申し込み、審査結果が10万円だったとき、隣の人が50万円を借りていたらどんな気持ちになるでしょう。
何であっちは50万円でこっちは10万円なの? と、なりますよね。さらに、その人から年収や借入件数なども聞こえてきて、自分と比べても遜色なかったとしたらどうでしょう。
審査の疑問が審査への不信になりかねないですよね。消費者金融は声の大きな来店者には結構気を遣いますので、覚えておいてください。