親が借金の肩代わり!息子はなんと50代
消費者金融にはいろいろな人がお金を借りにきます。人間観察の好きな人なら、こんなに楽しい職場はないかもしれません。
特に、私が勤務していた消費者金融業者は立地的に来店客が多く、受付窓口がいっぱいになるなんてことも多々ありました。
来店客の中には、息子さんのために毎月返済にやってくる人もいました。息子さんといっても、もう50代の立派な大人です。つまり、返済のために来店するのはおじいちゃんです。
こうしたケースは1件や2件ではなく、少なくても5件はありました。息子さんが返済にくる時間がないという人もいれば、息子さんがしっかりと返済しないからという人もいました。
返済する時間がないといっても、当時もインターネットで振込ができましたし、コンビニのATMから24時間振り込める時代です。入金しに行く時間がないというのは少し変ですよね。
息子さんがしっかり返済しないからというのも、当人は大人ですから、いくら親でもそこまで世話をする必要はない気がします。
おじいちゃんたちが返済のために来店するのは、実はお話をしにくるのではないかと想像できます。
息子さんのために来店するおじいちゃんに限って、妙に愛想が良くてお喋りです。おじいちゃんは家に閉じ困っているよりも、散歩がてらに来店したほうが良い気晴らしになりますよね。
まあ、中には息子さんが借りたと言いながら、実は息子さんの名義を使ってそのおじいちゃんが借入しているかもしれませんけど。