日本語が出来ない外国人が消費者金融にお金を借りにきた
消費者金融にはいろいろな人がお金を借りにきます。人間観察の好きな人なら、こんなに楽しい職場はないかもしれません。
特に、私が勤務していた消費者金融業者は立地的に来店客が多く、受付窓口がいっぱいになるなんてことも多々ありました。
ある時、明らかに外国人とわかる人が来店されました。私が勤務していた消費者金融では、在日韓国人以外の外国人には原則貸付けをしていませんでした。
ただ、外国人でも「外国人登録証」が提出でき、所得の確認などができれば融資を実施するという消費者金融もたくさんあります。
外国人という理由で融資をお断りすることは、海外逃亡の恐れなど債権保全の観点からある意味仕方がないのかもしれませんが、個人的には反対でした。
条件が良い外国人の審査を通すように、審査部に詰め寄ったことも現にありました。
しかし、まったく日本語が喋られない外国人が来店した時には、これはいくら何でも無理だろうと思いました。
その日本語が話せない外国人は、ここがお金を借りるところだと理解しているようだったのですが、ほとんど日本語がわからないだけでなく、日本語が書けないというのが致命的でした。
また、中には日本語が話せない外国人を連れてきて、この人にお金貸してやってという人もいました。
困っているならお金を貸してあげたいのですが、一応商売なのでごめんなさいです。
お金に困った外国人は、まずは自分の国の大使館に相談するべきですよね。