
【消費者金融の客】未婚の妊婦さんが出産費用を借りに来る
消費者金融にはいろいろな人がお金を借りにきます。人間観察の好きな人なら、こんなに楽しい職場はないかもしれません。
特に、私が勤務していた消費者金融業者は立地的に来店客が多く、受付窓口がいっぱいになるなんてことも多々ありました。
来店客の中には、妊婦さんもいました。重たい体で来店するので、わざわざ来店しなくてもと思ってしまいます。
また、妊婦さんで多いのは未婚の妊婦さんです。受付のときには既婚か未婚かを聞くのですが、未婚のケースが多々あります。
未婚で子供を産もうと言うのですから、それはお金の工面が大変ですよね。消費者金融でお金を借りるのもわからなくはありません。
出産については、出産費用を国から借りる制度もあります。ただ、金額が決まっていますので、産婦人科や人によってはそれ以上にお金がかかります。
ちなみに、妊婦さんが貸し倒れになったとは聞いたことがありません。出産一時金が出て、それを返済に充てるのでしょう。
もしかしたら、国から出産費用を借りられるということを知らずに、消費者金融からお金を借りているのかもしれません。国はもう少し制度の周知徹底をしたほうが良いかもしれませんね。
妊婦さんが消費者金融に来店されたら、そのことを教えてあげるぐらいの親切心が消費者金融にもあれば良いのですが、貸してナンボの商売なので、それは望めません。

