消費者金融にとって1週間以内に完済する人は赤字の元
消費者金融は小額短期の融資で商売をしていますが、実際のところは小額短期では利益がでません。高い金利を設定しているといっても、貸付金が小額になりますので、短期間に完済されるとほとんど利益がないのです。
広告宣伝費に莫大な金額を投入していることを考えれば、長く取引してもらわなくては赤字になるということです。また、貸し倒れ率が高いので、正直最低でも3年は取引を続けてもらわなければマイナスなのです。
そんな消費者金融にとってあまり好ましくないお客様は、融資後1週間以内に完済する人です。
例えば10万円を1週間後に完済したとします。年率18%だとすると支払う金利は345円です。契約書を作成するときの印紙代が200円、その他に書類代や振込代、電話代などの経費を考えれば、普通に赤字です。
これに宣伝広告費や店舗維持費、社員の給料などが上乗せされるわけですから、申込者がみんな1週間で完済するなら商売になりませんよね。
実際、融資後1週間以内に完済する人は結構います。ただ、それっきりという人もいますが、その後何度も利用してくれる人が多いです。
消費者金融はとても便利なので、1回利用するとやみつきになる人が多いようです。1週間で完済する人も、今後の見込み客になるということでは、消費者金融に損はないかもしれませんね。