【消費者金融の客】超エリートさんがお金を借りにくる
消費者金融にはいろいろな人がお金を借りにきます。人間観察の好きな人なら、こんなに楽しい職場はないかもしれません。
特に、私が勤務していた消費者金融業者は立地的に来店客が多く、受付窓口がいっぱいになるなんてことも多々ありました。
来店客の中には、超がつくほどのエリートさんもいました。消費者金融の主な利用者は中所得者から低所得者になります。
お金を借りるところになりますので、お金をたくさん持っている人には必要ないですよね。
でも、たまに超がつくほどのエリートさんがお金を借りにくるのです。
私が勤務していた消費者金融は中小になりますので、大手よりも申込者の所得は低目です。それなのに、大手でも借りないような人がときにくることがあるのです。世の中は本当にわかりません。
一流会社に勤務して年収が1000万円というような人が、消費者金融でお金を借りるのです。人にはいろいろな事情があるのですね。
こういった超エリートさんが来店されれば、消費者金融は言われるままの金額を貸します。最悪退職金で完済することもできますので、貸し倒れリスクはゼロと言えるからです。
超エリートさんが消費者金融を利用するのは一時的な場合が多く、長期間の取引はなかなか望めません。
消費者金融は長期間借りてもらってやっと利益が出る商売なのですが、短期間と言えでも超エリートさんはやっぱり上客です。
みんながしっかりと返済してくれないのが消費者金融であり、超エリートさんは貸し倒れリスクがありませんので安心して貸せるのです。
また、消費者金融の貸付金利はその人の所得で決まるわけではなく、基本的には借入金額で決まります。そのため、超エリートさんでも借入金が少なければ、高金利を支払うことになります。消費者金融にとってはおいしい話ですよね。