借入件数と審査
貸金業者からお金を借りようという場合、申込者の他社借入状況が大きく審査に関係していることは、誰でも知っていると思います。
クレジットカード会社では他社での借入金額を重視する傾向にありますが、消費者金融業者では借入件数を重視しています。
消費者金融業者の貸付審査では、この借入件数でまずは振るいにかけるということが多いと思います。
大手の消費者金融業者では、他社の借入件数が3件を超える場合には、その時点ですべて融資をお断りとしているところもあります。
どれだけ収入が良くても、借入残高が実はとても少なくても、借入件数の段階ではじいてしまうということなのです。
準大手の消費者金融業者では他社の借入件数が5件を超えればアウト、中堅の消費者金融業者では他社の借入件数が7件を超えればアウト、小規模な消費者金融業者では10件を超えるとアウト、というのが多いです。
つまり、自分の借入件数を見れば、次にどの消費者金融業者に申込をすれば良いのか、見当をつけることができるということです。
これを知らずに、他社の借入件数が7件ある人が、大手や準大手の消費者金融業者に融資の申込をしても意味がなく、逆に申込数が多くなってどこからもお金を借りられなくなることもあると思います。
もちろん、借入件数だけで消費者金融業者は審査しているわけではありませんので、それ以外の理由で審査が通らないということも当然あるでしょう。