高収入の人は疑われる
貸金業者としては、返済能力の高い人にお金を貸したいのは間違いありませんが、高収入の人から申込があると、どうしてもその人を疑ってしまいます。
高収入の人が貸付審査で有利なのは、常識として誰にでもわかることですが、審査する側にとっては、普段よりもより目を見開いて慎重に審査をすることになります。
お金に困ることのない高収入の人がなぜ借金をしようとするのか、貸す側だけでなく、普通の人でもそう思いますよね。
年収が１０００万円以上あるのに、借金をする必要なんてないというのが常識で、それでも借金をしようというのは、何か特別な事情があるからです。貸金業者としては、その特別な事情が知りたいところなのです。
貸金業者が申込者で１番恐れているのは、詐欺になります。お金を扱う商売なので、詐欺を警戒するのは当然ですよね。
高収入の人が申込をしてきたときには、貸金業者はまずは詐欺かどうかを疑うのが普通だと思います。全くの別人が誰かの名義で申込をしてきているのかもしれませんので、要注意なのです。
それに、詐欺とまでは言えなくても、すでに退職予定ということも考えられます。勤務先で何らかのトラブルがあり、退職金のでない解雇という場合には、借金をして生活費に充てるという人もいると思います。
また、高収入の人は基本的に融資を受けやすいので、切羽詰った状態ではありません。貸金業者が希望額を提示できなかったときには、他の貸金業者に申し込むという人が多くなります。
高収入の人は借入れ希望額も高額になることが多く、貸金業者としては少額融資よりもより慎重な審査が必要とされるのです。
