持ち家かどうかは申告頼み
申込者の住まいが持ち家なのか賃貸なのかということは、融資を受けられるか受けられないかを分けることになるかもしれません。
また、持ち家なら20万円の融資が受けられたが、賃貸だから10万円しか融資を受けられなかったということも多々あります。
一般的には、賃貸よりも持ち家のほうが貸付審査では有利だと思います。
ローンを支払うか家賃を支払うかの違いだけで、経済的にはあまり差はないと思いますが、借金の返済ができなくなったときには、その差がでてくるのです。
持ち家の人は、簡単には自己破産に踏み切れません。自己破産すれば自宅を没収されてしまいます。愛着のある自宅を守るために、自己破産を回避しようと努力する人も多いはずです。
持ち家の人は安易に自己破産しないということがありますし、持ち家は財産として勘定できますので、それだけ持ち家の人は審査が有利になるというわけです。
ところが、持ち家か賃貸かということは、融資の受付では聞かれますが、それを証明するような書類を提出することはあまりないと思います。
もちろん、自宅を担保にお金を借りる場合は別ですが、無担保の場合には特に証明を求められないと思います。
貸金業者からお金を借りようとする人の中には、融資の受付で本当は賃貸なのに故意に持ち家と申告する人もいます。
少しでも貸付審査を有利にしようということですが、虚偽の申告は後々面倒に巻き込まれる種になりますので、やめたほうが良いと思います。
貸金業者も、持ち家か賃貸かを聞くなら、そのことをしっかりと確認する手立てを考えるべきだと思います。