年金生活者への融資
貸金業者は年金を担保にとって融資を行うことが禁止されています。でも、年金を返済の原資と考えて融資をすることはあります。
大手の貸金業者では、年金生活者にないしては融資をしていません。
年金は生活に欠かすことができないお金になりますので、それを返済原資として考えることはできないとしているからです。
しかし、小規模の貸金業者では、大手が融資しない人を対象に融資しなければ商売が成り立ちませんので、年金生活者へも融資をしているところがあります。
その場合、貸付け審査時には年金も立派な収入として考えます。収入が年金だろうが給料だろうが、入ってしまえば同じだろうという考え方です。
それもそうですよね。借金をするかしないかは本人自身が決めることで、年金生活者だから審査対象から外れるでは理不尽かもしれません。
もちろん、年金を担保に融資するわけではありませんので、貸す側にも相応のリスクが付きまといます。
ただ、今の時代では、20代や30代、40代の人よりも、60代や70代の人のほうがはるかに真面目な人が多い傾向があります。
年金生活者への融資は、実はそれほどリスクが高くはないのかもしれません。借りる側は生活が大変になりますが。