親の職業が貸付審査に影響
融資申込者の親の職業が、貸付審査に影響することがあります。
このことは、少し前なら100%影響していました。少し前までは、貸金業者は融資の受付のときに、融資申込者の親族のことまでいろいろと聞いていました。
そのとき、融資申込者の両親が仕事を現役でしているかどうかということや、仕事の内容までも細かく聞くところが多かったと思います。
そこで、融資申込者の親が公務員であったなら、申し込んできた本人が多少条件が悪くても、融資を実行していたと思います。
これは、仮に借入した本人に何かがあって返済できなくなったとしても、最終的にはその親が何とかするだろうという推量があるからです。
親が公務員なら、退職金は何千万円という大金は固いですし、真面目な人が多いというイメージもありますので、子供のこともしっかりと面倒を見るだろうというのです。
そのため、少し前の場合には、親の職業というのは貸付審査に随分影響していたことになります。
しかし、近年では貸金業者は融資の受付のときに申込者の親の職業のことまで聞いてはいけないということになっていますので、中にはまだ聞いてくる貸金業者もあるかもしれませんが、多くは聞いていないと思います。
そうなると、親の職業が貸付審査に影響しなくなります。ただ、親が公務員や大企業に勤務しているという人なら、そのことを受付のときに付け加えておくと、貸付審査ではかなり有利に働くと思います。