夫の会社へは在籍確認はしない
主婦が貸金業者からお金を借りる際は、貸付審査後に行われる在籍確認がありません。
これは今の話で、昔は違いました。昔は、収入源である夫の在籍確認を行っていたのです。
主婦自体には収入がありませんので本来は融資を行うべきではないのですが、過当競争を生き残るために貸金業者は主婦にもお金を貸すようになりました。
主婦の場合には、世帯収入として夫の勤務先や収入を聞き、それが本当に申告通りかどうかの確認する必要があります。
そのため、以前は普通に夫の在籍確認が行われていたのです。
ところが、個人情報保護法が施行され、貸金業規制法も貸金業者に度々厳しくなっていく中で、夫の在籍確認ができなくなりました。
夫は第3者であり、夫の個人情報は夫の許可なく取得してはいけないとなったのです。
夫の在籍確認はとってはいけませんし、夫の給料明細書を提出させることも禁止されています。夫の勤務先の名称や連絡先、所在地などもすべて取得してはいけない情報となっているのです。
ただ、これを守るかどうかは貸金業者によりますので、中には守っていない貸金業者もいます。
夫の在籍確認をしてはいけないということは、利用者は知りませんよね。相手が知りませんので行っても告げ口されません。
それに、在籍確認は別に会社名などを出してするわけではありませんので、どこが在籍確認をしたのか証拠が残りません。
つまり、夫の在籍確認をしてもそれが露見することはまずないのです。禁止されていますが、実際のところはわからないと言うことです。