生年月日を偽る
貸金業者に融資を申し込む際、中には生年月日を偽る人がいます。
この手の人はかなり重度の多重債務者であり、もうどこからもお金を借りれない状況にあります。
貸金業者に融資を申込んでも借りられないことはわかっていますので、生年月日を偽って別人になって融資を受けようという腹なのです。
しかも、生年月日の間違いでは明らかに間違えるのではなく、1月1日を1月11日としたり、昭和50年を51年とするなど、偽りが明るみになっても間違えましたで済むようにしているのです。
悪知恵ですよね。でも、大昔ならこの手でお金を借りることができましたが、今は個人信用情報機関の精度が高いので上手くいくことはまずありません。
貸金業者が貸付審査で利用する個人信用情報機関では、類似情報を算出しています。
同じ氏名で同じ住所なら、生年月日が違っても類似情報としてその人の個人情報を一緒に貸金業者に教えてくれるのです。
そのため、生年月日を偽ってもすぐに貸金業者にはわかります。
もちろん、貸金業者は生年月日を偽っていますねとは言いません。ただ、今回はご期待に添えませんでしたと言うだけです。実はバレていたということですね。