支店責任者次第
貸金業者の貸付審査は、各支店ごとの決済で行われているのが普通です。全国に何百店舗の支店を持っている大手の貸金業者の審査基準は、決して統一されているわけではありません。
でも、コンピュータ審査なら、審査は統一されているのでは、と思う人もいるかもしれませんが、コンピュータ審査は明らかに融資できない人を振るい落とすだけのものだと言っても良いと思います。
最終的に融資をするかどうか、いくら融資するかどうかは、その貸付審査を担当した人の裁量になります。そして、貸付審査を担当する人は、各支店の責任者というのが一般的です。
もちろん、各支店の責任者の勝手な判断で融資するかどうかを決めているわけではありません。会社という1つの組織に所属する以上、会社の決定に従いながら貸付審査を行うことになります。
ただ、融資申込者の条件は多種多様で、まったく同じ条件ということはありません。そのため、会社からの指示は概ねの部分になり、細かいところは各支店の責任者の判断に委ねられることになるのです。
そのため、同じような条件の知人がある貸金業者から融資を受けられたとしても、自分も同じようにその貸金業者で融資を受けられるかどうかはわかりません。
フリーダイヤルやインターネットで申込をした場合、その知人が融資を受けた支店とは別の支店で貸付審査を受けることもあります。
その場合には、違う人が貸付審査することになりますので、結果が違ってくるかもしれません。
また、たとえ同じ支店で貸付審査を受けることになったとしても、その支店責任者の気分1つで審査も変わってくると思います。
貸金業者の貸付審査は、その審査をするのが人間であるために、実は結構曖昧なものなのです。