氏名を偽ると
貸金業者に融資を申込んでくる人には、実にいろいろな人がいます。中には、自分の氏名を偽って融資を申込み、別人になりすまして貸付審査を通り抜けようという人もいます。
ただ、氏名を偽るのは簡単ではありません。貸金業者は融資の前には必ず氏名を確認できる身分証明書の提出を求めるからです。
申込み時に氏名を偽っても、身分証明書でバレてしまえば意味はありませんよね。
氏名の偽りで多いのは、旧姓を用いたり、または結婚によって名字が変わったことを機に、旧姓の自分とはおさらばして融資を申込んだりするケースです。
現在の名字で借金があるが、旧姓で融資を申込んで別人として借りようとしたり、借金のある旧姓を隠して新しい名字で融資を申込んだりしても、貸付審査で引っかかります。
貸金業者は貸付審査のとき、個人信用情報機関に申込者の個人情報を照会するのが普通です。
旧姓だろうが新しい名字であろうが、個人信用情報機関を騙すことはできないのです。
貸金業者はすぐに名字が変わっていることがわかりますので、もう一つの名字の借入分も考慮して審査することになります。
たとえ新しい名字になって借入が0件でも、旧姓時に多額の借金があれば審査は当然通らないでしょう。
氏名を偽っても貸金業者にはすぐに知られてしまいますので、先に申告したほうが印象は良くなります。まあ、申告しないよりはという程度でしょうが。