総取引件数
貸金業者は、融資の申込があった場合には、必ず加盟している個人信用情報機関に申込者の借入情報を照会します。
個人信用情報機関に加盟している貸金業者なら、新規の申込でも増額の申込でも、融資をするときに照会をしないということはないはずです。
個人信用情報機関に照会すると、申込者のいろいろな情報がわかるわけですが、あまり知られていないのが、総取引件数です。
これは、これまでに完済した貸金業者も含め、その申込者が今までに取引をしたすべての貸金業者の件数のことです。
個人信用情報機関が送信するデータには過去の完済分も載っていますので、申込者の貸金業者遍歴なるものがわかるということです。
ただ、総取引件数をどう判断するかは、貸金業者によって違うと思います。
総取引件数が多いということは、それだけ今までにいっぱい借金をしてきたということで、いわば借金癖があるとなり、多少厳しく審査をする貸金業者がいると思います。
さらに、過去に家族や親族の援助で借金を1度整理したため、完済済み件数が多くなったとも想像できます。1度は助けてもらっても、2度目も助けてもらえるかどうかは怪しいので、審査は厳しくなりますよね。
しかし、その一方では、それだけ借金を返済してきたという実績にもとれ、こうした借金慣れた人はそう簡単には破綻しないだろうと考える貸金業者もいると思います。
どう判断するかは、貸金業者の貸付審査の担当者によりますが、何にでも言えることですが、極端に総取引件数が多いのは、やはりあまり良い目では見られないと思います。