72の方程式
72の方程式とは、ある一定の金利で預金や運用をした場合、何年でその預金額が2倍になるのかを簡単に計算できる便利な方程式です。
72方程式は、72÷金利=年数で表されます。
例えば、100万円を年利5%で資産運用したとします。その場合、72÷5=14.4となり、100万円が200万円になるのに必要な年数は14年5ヶ月ほどになるということです。
運用額が200万円になっても1億円になっても、年利5%が変わらなければ、その額が2倍になる年数は14.4年になります。
定期預金が年利0.1%だとすると、預けたお金が2倍になるのは、72÷0.1=720となり、720年かかるということです。銀行に預金しても、大してお金は増えないということですね。
では、今度はこれを借金で考えて見ましょう。
大手消費者金融業者の年利18%で考えてみると、72÷18=4となり、借金は4年で2倍になるということになります。
ただ、これは複利計算になりますし、返済を全くしなかったときの計算なので現実的ではありません。
それでも、4年ぐらいでは複利と単利の差はそれほどありませんので、返済をしないで借金を放置すると、4年で倍になると思っても良いと思います。
金利はそれだけ怖いものだということを、しっかりと頭に入れましょう。