馬鹿にできない住宅ローンの金利
お金を借りるという行為は、何も消費者金融からの借入ばかりではありません。もっとも大きな借金は何になるかと言えば、間違いなく住宅ローンになると思います。
消費者金融からの借金と住宅ローンとではイメージが全然違いますが、借金という事実は同じです。
しかも、住宅ローンは借入金額が多く、返済期間も長期になることが多いため、支払う金利は消費者金融よりも多くなるのが普通です。
例えば、毎月の返済額が一定の元利均等返済で住宅ローンを組んだ場合、借入金額が2000万円で金利を年率3%として考えてみましょう。
35年返済にすると、延滞もなくきっちりと毎月返済をしていったとして、支払総額は3232万7082円になります。
つまり、金利として支払う金額は、1232万7082円ということです。
この場合の毎月の返済額は7万7000円ほどになりますが、仮に家賃7万円のところに15年住んだとすれば、支払う家賃総額は1260万円になります。
持ち家の場合には税金や修繕費などがかかりますので概算になりますが、この場合に支払う金利で15年は賃貸で生活できるということです。
しかも、賃貸なら生活スタイルにあわせて引越をできますが、持ち家の場合には住宅ローンが終了するまでは身動きが取れないのが普通です。
住宅ローンというのは大借金になりますので、それなりの覚悟で利用しなければいけないと思います。
返済期間を短くすれば、支払う金利も少なくて済みますが、その分毎月の返済額が高額になってしまいますので、それも難しいことが多いと思います。