年率25.55%で支払う金利
多くの貸金業者は、お客さんへの金利を年率で表示しています。でも、事務処理上はすべて日歩で計算しています。
返済は年単位ではありませんので、1日単位で金利を計算しているのです。
そのため、多くの貸金業者では日歩8銭や日歩7銭、日歩6銭という単位を用いています。
日歩8銭は年率で言えば29.2%のことで、日歩7銭は25.55%、日歩6銭は21.9%になります。
このことから、貸金業者は日歩7銭の年率25.55%で営業しているところも少なくありません。
ここでは、年率25.55%の場合に支払う金利について見ていきます。
年率25.55%で10万円借りた場合には、少しも返済しなければ1年後には2万5550円の金利を支払わなければいけません。
借入金額が20万円ならその2倍、30万円なら3倍の金利が発生するということです。
ただ、実際には毎月返済していくことで元金が減っていきますので、支払う金利はこれよりも少なくなります。
しかし、貸金業者を利用する人の多くは返しては借りてを繰返していますので、借入金額が10万円なら毎年2万円以上の金利を支払っていることになります。
年率29.2%に比べればいくらかマシですが、それでも高金利には違いありません。
年率25.55%で借入れした場合には、できるだけ短期での返済を心がけなければいけません。