100万円借りたときの年率1%の差は
年率1%違うと、どのぐらいの金利が変わってくるでしょうか?
100万円を借入れたときには、単純には1年後に1万円変わってくると言えます。しかし、これは1年後に一括で返済する場合の差であって、実際とは異なります。
貸金業者からお金を借りれば、毎月1回や35日に1回というように、定期的に返済をしていくことになります。
1年後に一括で返済したいと頼んでみても、それが認められることはありません。
返済するたびに元金が減っていけば、それだけ支払う金利も少なくなっていきます。このことが金利を難しくしている理由だとも言えます。
100万円を借入れた場合、1年払いなら6000円程度、2年払いなら1万4000円程度の金利差になります。
また、100万円の31日間の年率1%の金利は約849円になります。
毎月金利だけ支払い、100万円を用意できた時点で完済するといった場合には、返済回数に応じて約849円ずつ金利差が広がっていくことになります。
3ヶ月は金利だけ支払い、4ヶ月目に完済したという場合には、4か月分の金利差で3396円が年率1%の違いで生じるということです。
元金を返済で減らさなければ年率1%で生じる金利差は大きくなり、返済回数が長くなればなるほど金利差も広がっていくということです。
返済が長期なるという場合には、年率1%でも低く借りる努力が必要になってきますね。