年率表示と実際の支払い金利
年率18%で50万円を貸金業者から借入れて、いったいどのぐらいの金利を支払うことになるのかは、はっきり言って素人ではわかりません。
返済期間が1年なら、50万円の18%である9万円を支払うわけではないからです。
50万円借りて1年後に50万円と金利を支払うというのなら、支払う金利は9万円になりますが、毎月1回や35日に1回という返済が普通ですよね。
その場合には、返済によって毎月元金が減っていきますので、支払う金利もそれにともなって減っていくことになります。
例えば、1月1日に年率18%で50万円借りて、返済は毎月末日に行ったとします。
返済額を5万円にすれば11ヶ月で完済でき、最終的に支払う金額は54万5561円になります。
借りたのが50万円になので、総支払い金利は4万5561円ということです。単純計算した9万円の半分程になりましたよね。
では、これをどうやって求めたのかということですが、毎月の返済ごとに計算していくことになります。
11回払いなら11回の計算をするということで、返済回数が多くなれば、エクセルなどの演算ソフトを用いて求めなくてはいけにでしょう。
「残元本×金利×日数÷365」という金利計算を返済回数分実行して、やっと実際の支払う金利がわかるということなのです。