10万円借りたときの年率1%の差は
年率1%違うと、どのぐらいの金利が変わってくるでしょうか?
10万円を借入れたときには、単純には1年後に1000円変わってくると言えます。しかし、これは1年後に一括で返済する場合の差であって、実際とは異なります。
貸金業者からお金を借りれば、毎月1回や35日に1回というように、定期的に返済をしていくことになります。
1年後に一括で返済したいと頼んでみても、それが認められることはありません。
返済するたびに元金が減っていけば、それだけ支払う金利も少なくなっていきます。このことが金利を難しくしている理由だとも言えます。
では、10万円借入れた場合には、年率が1%違うと、最終的に支払う金利がどのように変わってくるのか見ていきましょう。
1月1日に年率10%で10万円を借入れたとします。毎月の返済額を1万円とすれば11回払いとなり、最終的に支払う金利の合計は4832円になります。
では、これを年率11%で考えると、返済回数は同じですが、最終的に支払う金利の合計は5346円になります。
その差は514ですね。
同じように年率12%で計算すれば、最終的に支払う金利の合計は5867円です。年率11%との差は521円です。
年率13%では6392円になり、年率12%との差は525円です。年率20%では1万247円で、年率21%では1万833円になり、その差は586円になります。
年率が高くなったり返済回数が多くなったりすると、それだけ年率1%の金額差が大きくなります。
ちなみに、1年払いなら600円程度、2年払いなら1400円程度の金利差になります。