金利はすべての借金の合計で考える
複数の貸金業者からお金を借りていれば、1社1社は10万円や20万円でも、合計すれば100万円ぐらいになることはよくあります。
所得の低い人や、一気に複数の貸金業者からお金を借りたときには、1社あたりの借入限度額が少額になり、金利の支払いについて盲目になってしまいがちです。
年率29.2%で借りても、10万円の金利は1ヶ月で2400円程度です。そのぐらいなら十分やっていけると思ってしまい、すべての借金の金利を合計するのを、忘れる人が多いのです。
金利を考える上で重要なのは、すべての借金の合計で考えなくてはいけないということです。借入先によっては金利が違うこともありますが、基本はもっとも高い金利に合わせて計算することです。
借金の金利はバラバラでも、すべての借金を足し算しましょう。そして、その合計に、もっとも借入先で高い金利を当てはめて金利計算をするのです。
これによって、毎月いくらの金利を支払っているのかがわかり、自分が支払っている毎月の返済額からその金利を引いて、毎月の元金充当総額がいくらなのかを知ることもできます。
そうすれば、今の自分の状況を把握でき、どのくらいの金利を支払っているのか、借金がなくなるのはいつぐらいになるのかの、だいたいの見当を立てることができます。
金利についての計算をしないでただ闇雲に借金をしていては、やがて破綻することは目に見えています。しっかりと金利計算をすることが、貸金業者を上手に利用することになるのです。