金利補助制度
お金を借りるときに1番気になるのは金利だと思います。ただ、計算方法や年利何%だといくらぐらいの負担になるのかなど、金利の詳しいことは知らない人が多いと思います。
また、お金を借りるときに金利が発生するのは当然だという概念があるのか、金利など大した金額ではないという概念があるのかわかりませんが、お金を借りるときに金利を気にしない人がとても多くいます。
特に、人生でもっとも大きな買い物になり、もっとも多くのお金を借りることになるだろう住宅ローンを利用するとき、金利をまったく考えないという人もいるぐらいです。
住宅ローンの金利水準は時代ごとに変化するとは言え、低金利時代では年利1.5%から5%ぐらいでしょうか。消費者金融業者の貸出金利が年利15%や18%と比べると、かなり低いと言えます。
しかし、たとえ金利が低くても、住宅ローンの場合には借りる金額が消費者金融を利用するときよりも1桁も2桁も違ってきます。
3千万円のお金を借りれば、たとえその年利が2%でも、年間で60万円、月で割って5万円の金利負担になります。年利18%で消費者金融業者から50万円借りても、毎月の金利は7500円です。
消費者金融業者を利用して多重債務者となる人よりも、高額な住宅ローンを支払っている人のほうがはるかに高額な金利を支払うことになるのです。
ただ、賃貸では家賃を払わなければいけませんし、住宅ローンには税金控除があり、金利補助制度を上手く利用すればかなり支出する金利を減らすことができます。
特に金利補助制度は活用したほうが良いと思います。上手くいけば住宅ローンの金利を全額補助でまかなえることもあるからです。
金利補助制度は国がする場合もあれば、各地方自治体が行っている場合もあります。住宅を買う際には、その地域での金利補助制度を調べたほうが良いでしょう。