年率18%と年率29.2%の金利差
今後、貸金業者の貸出金利は現在の年率29.2%上限から年率18%上限へとシフトします。それでは、年率18%と年率29.2%とでは、具体的にはどの程度の金利差になるのでしょうか。
借入の総額が100万円だとします。年率29.2%で借入すれば、1ヶ月の金利は100万円×29.2%×30日÷365=2万4000円です。
一方、年率18%で借入すると、1ヶ月の金利は100万円×18%×30日÷365=約1万4794円です。
借金が100万円のときの年率18%と年率29.2%の1ヶ月の金利差は、2万4000円?約1万4794円=約9206円になります。
僅か1ヶ月で支払う金利に1万円近くの差が生じてくるということです。これが1年になると、11万2000円になってしまいます。
100万円という借金は、消費者金融を利用しえいる人の中では、かなり金額が少ないほうだと思います。
消費者金融を利用している人は、借金総額が300万円や400万円というのも普通にあります。
年率18%と年率29.2%の金利差は、年間で30万円以上になるという人も多いということです。
すでに大手の消費者金融業者は金利を引き下げて年率18%で営業していますので、それによって利用者は年間で30万円や40万円といった金額を軽減されていることになります。
この金利差を元金の充当に回すことができれば、さらに支払う金利は少なくなります。
これまでよりも金利が低くなったから、ちょっと贅沢しようというのではなく、金利が低くなった分を借金の返済に充て、できるだけ早目に借金を完済するのが良いと思います。