年率7.3%で支払う金利
多くの貸金業者は、お客さんへの金利を年率で表示しています。でも、事務処理上はすべて日歩で計算しています。
返済は年単位ではありませんので、1日単位で金利を計算しているのです。
金利の低い貸金業者や、優遇金利などを儲けている貸金業者では、日歩4銭や日歩3銭、日歩2銭といった金利を設定しています。
日歩4銭は年率14.6%、日歩3銭は年率10.95%、日歩2銭は7.3%になります。貸金業者の広告で、この金利を見たことがあるという人も多いと思います。
日歩2銭にあたる年率7.3%という金利は、無担保無保証で借りる最小の金利になるかと思います。
しかも、300万円や500万円というように、ある程度高額の借入に限った金利になると思います。
利息制限法で年率15%までの金利が認められているため、年率7.3%の融資はとても少ないです。年率7.3%で無担保無保証で借入れできれば、かなりお得だと思ってください。
では、実際に年率7.3%の金利だと、どのぐらいの負担になるのかを見ていきましょう。
年率7.3%で10万円借りた場合には、少しも返済しなければ1年後には7300円の金利を支払わなければいけません。
借入金額が20万円ならその2倍、30万円なら3倍の金利が発生するということです。50万円の借り入れなら1年後の金利は3万6500円ということですね。
ただ、実際には毎月返済していくことで元金が減っていきますので、支払う金利はこれよりも少なくなります。
仮に300万円を1月1日に借入れて、それを毎月せっせと返済していったとします。
毎月の返済額を10万円とすれば34回払いとなり、最終的に支払う金利の総額は32万1904円になります。月で割ると約9468円です。
毎月の返済額を8万円とすれば43回払いとなり、最終的に支払う金利の総額は41万4889円になります。月で割ると約9649円です。
毎月の返済額を5万円とすれば75回払いとなり、最終的に支払う金利の総額は74万3184円になります。月で割ると約9909円です。
返済回数が多くなればそれなりの金利を支払うことになりますが、借入金額に対して考えてみてください。
将来的には、消費者金融の金利がこのぐらいになれば、非常に利用しやすくなりますよね。