5千円下げて615円、2千円だと2万円?
消費者金融業者を利用したことがある人なら経験がると思いますが、広告では50万円や300万円までご融資しますとなっていても、実際には10万円というのが多いです。
新規ご融資は10万円で、その後返済状況を見て融資枠を増やしていくというのが、消費者金融の貸し方です。
ここでは、1月1日に年率18%で貸金業者から10万円借金した場合の金利を見ていくことで、いくらぐらいの金利を支払うのかをイメージしてください。
返済金額を1万円とすれば、返済回数は12回となり丁度1年払いになります。最終回が端数になりますので、総支払い金額は11万9112円になります。
借金元本の10万円を差引した1万9112円が最終的に支払うことになる金利ということです。
この金額は、毎月の返済日や返済金額によって変わり、あくまでも毎月末日に決まって1万円を支払ったときの金利になります。
返済金額を5000円とすれば、返済回数は24回になり、2年払いになります。最終回が端数になりますので、総支払い金額は11万9727円になります。
最終的に支払う金利は1万9727円ということですね。毎月の返済金額が1万円から5000円になれば、支払う金利の総額は615円しか違わないということです。
それなら、誰だって毎月1万円で1年支払うよりも、5000円を2年間でと考えますよね。たかが615円のために毎月5000円多く支払うのは嫌ですよね。
ただ、毎月1万円の返済なら1年で終わりますが、毎月5000円になれば2年支払わなくてはいけません。そのことを忘れてはいけません。
また、返済金額を3000円とすれば、返済回数は47回になり、約4年払いになります。最終回が端数になりますので、総支払い金額は13万9592円になります。
最終的な金利は3万9592円となり、毎月5000円のときよりも2年近くも返済期間が長くなり、金利も1万9865円も高くなってしまいます。
毎月1万円から5000円も下げたのにの金利差は615円、5000円から2000円しか下げていないのに金利差は実に2万円近くにもなるのです。
この辺のことをシミュレーションしておかないと、とても損をしてしまうことになります。