手取り20万円以下なら、借金200万円で破綻
自己破産者の8割の人が、手取り収入が月額20万円以下だとされています。収入が低いから金銭的に厳しくなり、貸金業者からお金を借りるのです。
しかし、もともと収入が低いため、消費者金融業者への高金利の支払いは、死活問題となっているのです。
手取り収入が月額20万円以下の人の生活は、家賃が6万円で生活費が10万円だとしても、借金の返済に回せるお金は4万円程度です。
冠婚葬祭などの臨時出費があれば、その4万円すら捻出はできないはずです。
仮に年率29.2%の金利で200万円を借入れているという場合には、毎月の金利は200万円×29.2%÷12=約4万8667円にもなります。
年率25%の金利の場合でも、毎月の金利は約4万1667円となり、4万円を超えてしまいます。
さらに、借金は金利を支払えばなくなるというものではなく、元金を返さなくてはいけないですよね。
200万円を3年の36回で返済するとすれば、200万円÷36=約5万5556円になります。つまり、5万5556円+毎月の金利を返済しなければいけないということです。
5年払いとしても、元金だけで3万円以上支払わなくてはいけません。それに金利がつくわけですから、100%支払い不能状態だと言えると思います。
手取りが月額20万円以下という人は、苦しくても、消費者金融業者からはお金を借りないほうが身のためです。