年率29.2%でお金を借りる
現在、複数の消費者金融からお金を借りている人の多くは、年率29.2%という金利で金銭消費貸借契約を結んでいると思います。
大手や中堅どころの消費者金融業者では貸出金利を引き下げていますが、消費者金融全体の中では少数派になると思います。
しかも、金利が年率29.2%よりも低いということはそれだけ審査が厳しいとなりますので、経済的に苦しい人の多くは、年率29.2%という高金利でお金をかりるしかありません。
年率29.2%という金利は、10万円の借入なら、1ヶ月の金利は10万円×29.2%÷12=約2433円になります。
100万円ならその10倍の約2万4333円となります。携帯電話の月額利用料が1万円を超えたら高いという人が多いですが、それよりもさらに高いことになります。
300万円の借金があるという場合には、100万円の3倍の7万3000円の金利が毎月発生します。この金額になれば、相当収入がないとまず支払えないですよね。
しかも、借金は金利を支払えば良いわけではありません。借金の元本を返していかなくてはいけませんよね。
300万円の借金を3年で完済しようと思えば、毎月の元本支払いは300万円÷36回=約8万3333円になります。
返済額は元本+金利になりますので、7万3000円+8万3333円=15万6333円ということです。
毎月15万6333円の返済をできる人は、月収手取りで50万円以上もらっている人達です。そうした人達は借金なんてする必要もないでしょうが。