借入2件の金利計算
金利計算は慣れればそれほど難しいものではありません。
金利計算の基本式は、「借入元本×金利×返済期間」になります。
つまり、借入金額が多いほど、金利が高いほど、返済期間が長いほど、支払う金利は多くなるということですね。
借入件数が2件の場合では、金利計算を個別に行う必要があります。
例えば、A社から20万円を年率18%で借入して返済を続けている人がいるとします。返済によってA社の借入残高は16万3000円になっています。
この状態で、新たにB社から年率25%で10万円を借入れたいと考えた場合の金利を考えてみましょう。
A社の金利は、16万3000円×18%×日数です。A社の返済日から次回返済日までの日数が35日だとすれば、日数のところに35日÷365日を当てはめます。
よって、16万3000円×18%×35日÷365日=約2813円となります。ちなみに÷365日というのは年率で表した金利を日歩に直す役割をしています。
そしてB社の金利は、10万円×25%×日数になり、初回の返済日まで30日の場合には、10万円×25%×30日÷365日=約2054円です。
つまり、新たに10万円の借金をすることで、今月2813円の金利が2813円+2054円=4867円になるということです。
なんだ今月たったの2054円プラスで良いのかと思う人もいるかもしれませんが、これは金利の話で、実際には新たに借りた10万円も返済しなくてはいけません。
それに、10万円の現金も借りなくてはいけない人にとっては、2054円という金利は決して安いものではないはずです。