300万円借りたときの年率1%の差は
借入金額が300万円にもなれば、年率1%の違いで随分支払う金利が変わってきます。
300万円を借入れたときには、単純には1年後に3万円変わってくると言えます。しかし、これは1年後に一括で返済する場合の差であって、実際とは異なります。
貸金業者からお金を借りれば、毎月1回や35日に1回というように、定期的に返済をしていくことになります。
1年後に一括で返済したいと頼んでみても、それが認められることはありません。
返済するたびに元金が減っていけば、それだけ支払う金利も少なくなっていきます。このことが金利を難しくしている理由だとも言えます。
300万円を借入れた場合、1年払いなら1万8000円程度、2年払いなら4万2000円程度の金利差になります。
3年や5年払いともなれば、さらに金利差は大きくなります。年率1%の違いが10万円以上にもなることもあるのです。
年率1%でも借入金額が大きくなれば、当然生じる金利差も大きくなります。
しかも、返済回数が長くなればなるほど金利差は広がりますので、年率1%の違いを馬鹿にすることはできません。
300万円という大金を、1年や2年で返済する人は少ないと思います。
一般的には、5年から10年の長期返済になるか、退職金などで途中完済するかのどちらかになります。
長期返済になるケースでは、年率1%の差がとても大きな意味を持ってきますので、できるだけ金利の低いところから借入れたいところです。