年率29.2%なら短期取引にする
最新の改正貸金業法の影響で、貸金業者の貸出金利は今後年率15%から18%になることが予想できますが、まだまだ年率29.2%の金利がなくなるわけではありません。
金利の引き下げについては段階的にとなっていますし、法律で貸出金利の上限が引き下げられても、既存契約の金利までもが引き下げられることはありません。
金利の引き下げはあくまでも新規契約に限った話で、依然として年率29.2%時代は続くことになります。
多くの消費者金融業者は、年率29.2%の金利で営業しています。10万円借入れたときの1年間の金利は2万9200円になります。
借入金額の約3割を金利として1年間で支払うことになると考えれば、わかりやすいと思います。
年率29.2%という利率は、もともと短期の借入を想定した金利水準になります。長くても1年、基本は半年以内のに済目処がある場合の金利水準だと思います。
貸金業者はないはずの現金を利用者に渡すことで、利用者に利益を与えるサービスになります。さらに、返済についても分割払いを可能にし、利用者の経済生活を助けることになります。
しかし、年率29.2%でお金を借りて2年も3年も返済を続けるということは、支払う金利に見合ったサービスを受けているとは言い難いと思います。
長期返済になれば支払う金利は多くなり、逆に経済生活に支障をきたすことになります。