預金の金利を知る
貸金業者からお金を借りるときの金利と、銀行にお金を預けるときに発生する預金金利を同じような感覚で考えている人がいるようですが、全然別物と思って良いと思います。
預金する金額が何千万円や何億円ともなれば預金金利も気になりますが、数十万円や数百万円を預金するときには、預金金利を気にしない人がほとんどです。
現在、大手の銀行の普通預金の金利は、年率0.12%程度です。定期預金でも短期のもので年率0.15%程度、長期のもので年率0.6%程度です。
こっちの銀行は年率0.12%、あっちの銀行は年率0.14%だったとしても、多くの人は自宅から近いほうに行くと思います。
100万円を預金するとしても、年率0.12%で1年後の利息は1200円です。年率が0.14%の銀行に預金したとしても、その差は僅か200円です。
金利が多少良いとしても、これだけの差ならわざわざ遠くの銀行に預金することはないですよね。
銀行の預金金利は非常に低利になりますので、ほとんどの人は気にしませんし、気にする必要もありません。
でも、消費者金融業者の金利も銀行の預金金利と同じようには考えないようにしてください。消費者金融業者の金利は、年率15%から29.2%です。銀行の預金金利とは桁が2桁も違います。
2桁違うといういうことは、1200円が12万円になり、200円の差が2万円になるということです。銀行の預金金利と消費者金融の貸出金利とでは、世界が違うということですね。