年率40.004%の時代
消費者金融の金利は、いまでこそ年率18%とい利率が一般的になってきて、年率29.2%というのは違法な高金利とされていますが、数年前までは年率40.004%という金利が普通でした。
1991年から2000年までは、消費者金融の金利は年率40.004%でした。それよりも以前はさらに金利の高い時代だったのです。
2000年6月からの金銭消費貸借契約については、年率29.2%を上限として契約が行われていますが、当時は随分金利が低くなったと思った人が多かったと思います。
消費者金融を10年以上前に利用したことがあるという人は、年率40.004%程度で借りていたことになります。
年率40.004%で50万円の借入をした場合、50万円×40.004%×30÷365=16440円が1ヶ月に支払わなければならない金利になります。
300万円の借金があったという人なら、その6倍の9万8640円が1ヶ月にかかる金利ということです。毎月10万円の金利というのは、いくらなんでも高すぎますよね。
それでも、多くの人が消費者金融に申し込んでいたのですから、いかに利用者が金利に疎かったかということがわかると思います。
いくらお金が足りなくて、借金をしなければ仕方がない状況だと言っても、この金利は高すぎますよね。
短期的ならまだしも、長期の借入ともなれば、金利として支払う金額はとんでもないことになっていたはずです。