年率14.6%で支払う金利
多くの貸金業者は、お客さんへの金利を年率で表示しています。でも、事務処理上はすべて日歩で計算しています。
返済は年単位ではありませんので、1日単位で金利を計算しているのです。
金利の低い貸金業者や、優遇金利などを儲けている貸金業者では、日歩4銭や日歩3銭、日歩2銭といった金利を設定しています。
日歩4銭は年率14.6%、日歩3銭は年率10.95%、日歩2銭は7.3%になります。貸金業者の広告で、この金利を見たことがあるという人も多いと思います。
では、実際に年率14.6%の金利だと、どのぐらいの負担になるのかを見ていきましょう。
年率14.6%で10万円借りた場合には、少しも返済しなければ1年後には1万4600円の金利を支払わなければいけません。
借入金額が20万円ならその2倍、30万円なら3倍の金利が発生するということです。50万円の借り入れなら1年後の金利は7万3000円ということですね。
ただ、実際には毎月返済していくことで元金が減っていきますので、支払う金利はこれよりも少なくなります。
仮に50万円を1月1日に借入れて、それを毎月せっせと返済していったとします。
毎月の返済額を3万円とすれば19回払いとなり、最終的に支払う金利の総額は6万1997円になります。月で割ると3263円です。
毎月の返済額を2万円とすれば30回払いとなり、最終的に支払う金利の総額は9万9506円になります。月で割ると約3317円です。
毎月の返済額を1万5000円とすれば43回払いとなり、最終的に支払う金利の総額は14万4866円になります。月で割ると約3369円です。
毎月の返済額を1万円とすれば78回払いとなり、最終的に支払う金利の総額は27万4697円になります。月で割ると約3521円です。
毎月3000円から4000円の金利を支払うことで、50万円を一括返済しなくても良いということになりますが、この金利が高いか低いかはその人によると思います。