変動金利は融資実行時に決定される
変動金利で融資を受ける際、金利が決定されるのは融資実行時になる場合がありますので、注意が必要です。
住宅金融公庫の住宅ローンは、申し込んだときの金利で契約することができます。しかし、銀行などの民間の金融機関の場合には、融資実行日の金利になるのが一般的です。
住宅ローンの場合、消費者金融業者からの借入と違い、申し込んだら即日融資ということにはならないのが普通です。
特に新築マンションに申し込む場合には、まだマンションの建つ前から購入の契約を済ませ、住宅ローンも申し込みしなければいけません。
入居が1年や2年先というケースも良くあり、それに合わせて住宅ローンの融資実行日もかなり先になる事態が起こります。
経済情勢によっては、住宅ローンを申し込んでから融資実行までの間に、大幅に金利が上昇することもあります。
そうなると、当初計画していた返済計画を再考しなければならなくなり、人生設計をも考え直さなくてはならなくなるかもしれません。
現在の日本は超低金利状態にありますので、今よりも金利が下がることは考えられません。金利は上昇するものとして、予めそのことも計画に練り込んでおくことが大切だと思います。