個人再生では準備が大切
個人再生の手続きは、弁護士事務所を訪れて個人再生を依頼すれば、すぐに裁判所に申立ててくれるというものではありません。
個人再生の手続きには多くの提出しなければならない書類があり、それらを作成しなければいけません。
書類は弁護士が基本的には作成することになりますが、書類を作成するための資料は本人が揃えなければいけませんし、裁判所提出用書類に添付する各証明書は本人が準備しなければいけません。
そして、個人再生の核となる再生計画案について、申立ての前によく弁護士と話し合うことがとても大切だと思います。
再生計画案の出来によって、個人再生手続の8割が決まると言っても良いと思います。それだけ再生計画案は大切なもので、個人再生の成功のカギを握っているのです。
個人再生手続開始の申立てをするには、必要書類を揃えることはもちろん、再生計画案をある程度煮詰めておかなければいけません。
書類を揃えるのは手間隙をかければすぐですが、再生計画案の目途を立てるのは、すぐにできることではないでしょう。
このときに立てた再生計画案からもう変更できないというわけではありませんが、この再生計画案の目途を立てる段階で、もう1度自己破産や他の債務整理を検討することができ、そう言った意味でもとても大切なのです。
これまで多くの個人再生の事案を扱ってきた弁護士であれば、どの程度の再生計画案だと実行が難しいくなってくるかなど、経験的にわかると思います。
そのため、できるだけ債務整理の経験が豊富な弁護士に頼むようにしましょう。