借入金額
お金を借りるためには、金銭消費貸借契約を交わす必要があります。この契約で確認したほうが良い項目に、借入金額があります。
借入金額とは、簡単に言えば借りた金額ですが、契約上の金額と実際に受け取った金額が違うこともありますので、注意しなくてはいけません。
契約書では借入金額が10万円になっていても、実際に渡されたお金は10万円よりも少ないということはよくあります。
利息を先取りして、1回目の利息を差し引いた分を渡されるところや、事務手数料として貸付額の数%を差し引くところ、振り込み手数料を差し引くところなど様々です。
特に、保証料や事務手数料を差し引いてくるところには注意が必要だと思います。中堅で名の知れた貸金業者でも平気で事務手数料を差し引いてきますので気をつけましょう。
事務手数料や保証料があると、最初に提示された金利よりも実際には多くの金利を支払うことになります。
金利は事務手数料などもすべて含んだ実質的な金利を提示し、実質的な金利が出資法の上限金利を超えないように守らなくてはいけません。
しかし、貸金業者の中には、事務手数料などを加えることで巧妙に出資法の上限金利を超えた金利で営業しているところも多くあります。
そういった意味でも借入金額を確認することは大切で、できれば契約上の借入金額と実際に受け取った借入金額が同じになるところを利用したいところです。