身内の兆候を見逃さない
自分は貸金業者からお金を借りないから、多重債務者問題とか破産とか関係ないと思っている人が多いですが、自分さえ借金しなければ大丈夫というのはちょっと待ってください。
天涯孤独でまったくの独り身という人は、まあその考えでも良いと思いますが、家族がいる人や恋人がいるという人は、そうした身内の借金が自分に大きな影響を及ぼすことがありますので、注意が必要です。
特に、配偶者の借金というのは、自分が貸金業者から借金したわけでもないのに、与える影響はとても大きくなることが多々あります。
夫婦や家族は1つの集合体として共同生活していて、血の繋がり以上に家計という1つの財布によって結ばれています。
家族の誰かに何百万円という借金が発覚すれば、家族会議が開かれるのが普通だと思います。配偶者や家族には返済の義務はありませんが、1つの家計で共同生活しているのなら、知らん振りはできませんよね。
明らかに身内が資力を超えた物を買った場合や、交通事故などでの金銭トラブル、パチンコに興じるようなことを目撃したら、厳しく問い詰めることが必要だと思います。
貸金業者からの督促の電話や請求書で身内の借金を知ることが多いと思いますが、そのときにはすでに多重債務者で取り返しのつかない状態ということが多いと思います。
手遅れになる前に身内の借金に気づくことが大切で、それがその身内を助けることにもなると思います。
恋人に借金がある場合、その相手と結婚を考えるのであれば、必ず借金を清算させてからにしたほうが良いと思います。夫婦間では借金は後々トラブルとなりやすいので、きちんとしておくことが大切ですよね。