毎月の返済額
お金を借りるためには、金銭消費貸借契約を交わす必要があります。この契約で確認したほうが良い項目に、毎月の返済額があります。
しっかりと返済していけるかどうかは、すべてこの毎月の返済額にかかっていると思います。注意する点は1つです。毎月の返済額が自分の余力よりも多くないかということだけです。
毎月の手取り収入から必要な生活費などを差し引いた金額が、毎月の返済額よりも多くなければ返済をしていくことはできません。
借入先が1社ならわかりやすいですが、それが5社、7社、10社ともなれば、ついついこの計算を怠ってしまう人が多いようです。
支払日は貸金業者ごとに違うかもしれませんが、1ヶ月の返済総額を計算して、それが自分の余力資金の範囲内にあるかどうかを必ず確認しなければいけません。
そして、新しく借入をする際には、必ずこの計算をしなければいけません。多重債務者になる人は、目先の返済ばかりに気をとられ、この計算を疎かにして返済不能となることが多いので、気をつけなくてはいけません。
また、年収に対する年間の返済額の割合を返済負担率と言い、収入にもよりますが、一般的にこれが20%から30%までの間が安全圏だとされています。
年収400万円の人であれば、その30%の120万円までが安全な年間の返済額であり、これを1ヶ月あたりで計算すれば、12万円が一般的なギリギリの毎月の返済額ということになります。