夜逃げで解決?
借金に苦しみ、貸金業者やヤミ金融業者からの厳しい取立に疲弊して、夜逃げをする人がいます。このことは、借金に関して多少の知識を持っている人であるなら、絶対にしない行為だと思います。
夜逃げで借金苦から逃れるというのは、とても割りにあいませんし、マイナスにしかならない行為だと思います。
これは、消費者金融業者の立場からも、債務整理をする弁護士や司法書士の立場でも共通する意見だと思います。
本屋さんに並んでいる債務整理に関する解説本でも、夜逃げは借金の解決にはならないとはっきりと書いてありますし、実際にその通りだと思います。
夜逃げとは、誰にも知られずに夜中に引越をすることですが、これまでの生活を捨てて逃亡生活を送ることでもあります。
住民票を動かせばたちまち債権者に今の居場所が知られてしまいますので、それはできません。結婚届も出せなければ離婚届も出せません。
国民年金や児童手当の支給も受けることができませんし、選挙権も行使することができません。夜逃げによるデメリットは他にもいろいろとありますが、挙げれば切がないと思います。
しかも、夜逃げをするエネルギーがあるなら、いくらでも借金苦から逃れる方法はあると思います。夜逃げを選択してしまった人は、1番苦しくて損な道を選んでしまったとしか言いようがないのです。
はっきりとここでも言っておきます。夜逃げは借金の解決にはなりませんし、良いことは何もありませんので、絶対にしないでください。