任意整理はクレサラ系弁護士が得
任意整理では、借入先である貸金業者と1社1社和解交渉していかなくてはいけません。そのため、交渉する人の能力がかなり影響し、同じ任意整理をするのでも、支払う金額に大きな差が生じることがあります。
自己破産は裁判所で書類を提出して終わりということが多く、誰が行っても差がでないことのほうが多いと思います。
でも、任意整理の場合には慣れた人がするのと慣れない人がするのとでは明らかな差がでますので、弁護士選びには注意しなければいけません。
できればクレサラ形弁護士のように、弁護士の中でも特に任意整理を専門としている弁護士に依頼したほうが、より良い結果が得られやすいと思います。
同じ人の任意整理を、クレサラ系弁護士とあまり任意整理をしたことがない弁護士とで別々に行ったとします。
クレサラ系弁護士が3年払いの総額30万円で和解したとすれば、任意整理の経験の浅い弁護士のほうでは、5年払いの総額120万円で和解するぐらいの差は現れるかもしれません。
実際に、私が消費者金融業者に勤務していた頃では、貸金業者側からしてもクレサラ系弁護士との任意整理は嫌でした。
クレサラ系弁護士は慣れているということもありますが、債務者に有利な多くの判例を知っていますし、どれだけ支払額を減額できるかに人生をかけているところがありました。
クレサラ系弁護士には借りたものはしっかりと返すという常識がないので、人間的には軽蔑しますが、債務者側にすれば、とても力になってくれる弁護士だと思います。