まずは貸金業者に電話しよう
弁護士や司法書士に依頼せず、自分で任意整理をしようという人は、まずは貸金業者に電話してみましょう。
切り出し方としては、返済について相談したいことがあると告げれば良いと思います。そうすることで、電話口に返済の相談を受ける担当者を呼び出すのです。
どこの貸金業者にもこうした返済についての相談担当者がいますので、彼らに今の窮状を訴えることから始めるのです。
ただたんに返済ができないと言っても、相手には窮状が全然理解できません。話せる程度で良いのでで、具体的に話しましょう。
どういった理由で返済が厳しくなったのか、今の現状、このままでは自己破産しなければいけないことを上手く伝えるのです。
相手との取引期間が長いようなら、利息制限法に引き直してほしいと直線的にいっても良いと思います。
取引期間がまだ浅いという場合には、ひたすら返済できないこと、自己破産しか方法がないなどと言い続けましょう。そのうち、相手のほうから利息カットなどの和解を切り出してくれると思います。
また、最初の1社と見事和解できたのなら、2社目からは他社とも和解したということを付け加えます。
その際、他社では利息制限法に引き直した金額で和解してもらったと嘘でも言っておきましょう。そうすることで、そうした任意整理の知識を多少は知っているということをアピールできます。
ただ、任意和解をする際には、その場ではすぐに合意せず、必ず間を空けるようにしましょう。少し考えさせてほしいと言うか、調整してから返事すると言えば、間を空けることができると思います。
そうして和解案を持ち帰り、全債権者から和解案を引き出した後、本当に和解して返済ができるのかどうかを検討するのです。