支払日を変更する
任意整理では、何も金利を免除してもらったり、借金を減らしてもらったりするだけではありません。任意整理をすると、支払い方法を組み直すことができますので、これまでの支払日を変更することもできるのです。
貸金業者との取引が長くなると、いろいろな出来事が起こることがあります。転職したり、会社の取り決めが変わったりで、給料日が変更されることもあると思います。
任意整理をして和解した後、しっかりと返済をしていくためには、1番確実な給料日の後に支払日を設定するのがお勧めです。
和解したにもかかわらず支払日を守らないようだと、最悪期限の利益を喪失して、折角和解したのに一括で支払いしなくてはいけなくなってしまいます。
また、利用している貸金業者が多くなると、支払日がいろいろになっていしまい、支払日を守ることも大変ですし、毎日気が抜けなくなってしまいます。
例えば、6社の貸金業者から借入をしているとして、支払日が5日、10日、15日、20日、25日、末日となっていたら、1ヵ月の間ずっと支払いが続くことになります。これでは気を休めるときがないですよね。
任意整理をすれば、取引しているすべての貸金業者の支払日を統一することもできますので、とてもありがたいと思います。
自分で任意整理をする場合には、支払日を変更できるということを頭に入れて交渉するようにしましょう。これを忘れると、後から困ったことになるかもしれませんので。