
アイフルが事業再生ADR手続きを申請
2009年9月18日、消費者金融大手の「アイフル」が産業活力再生特別措置法所定の特定認証紛争解決手続き(事業再生ADR)を申請すると発表しました。
事業再生ADRとは、企業の私的整理になります。わかりやすく個人で言うと、任意整理のことです。
アイフルはこのままだと破綻することになるから、任意整理をするということです。金貸しが別の金貸しに支払いを待ってほしいと頼むことになるのですから、アイフルは顧客に対して強いことは言えませんよね。
事業再生ADRを申請するのは、アイフルと子会社のライフなどを含む計4社になり、住友信託銀行やあおぞら銀行などに計2800億円の債務の元本の残高維持と返済の先延ばしを求めることになります。
アイフルは借金だらけの金貸しということですね。当面、営業は通常通り続けていくとのことですが、この報道によって一段と過払い金返還請求が増えれば、破綻への道を転げ落ちることになるでしょう。
また、顧客の過払い金はアイフルにとっては債務となりますが、今回の整理の対象とはならないようです。
でも、今後はわかりません。アイフルが借金で首が回らなくなれば、過払い金も払えなくなる可能性は大いにあります。
アイフルに過払い金返還請求をする予定の人、将来する可能性がある人は、急いだ方が良さそうですね。
アイフルは悪質な取り立て行為や取引履歴の改ざんなど、悪いことばかりしてきました。自業自得と言えるでしょう。

