偽造カード詐欺で暴力団組員ら5人を逮捕
2008年6月、偽造クレジットカードを使って買い物をしたとして、不正作出支払用カード電磁的記録供用と詐欺の疑いで、暴力団組員ら5人が逮捕されました。
クレジットカードの偽造は素人では難しく、暴力団や海外の犯罪組織などが関与している可能性が大きいのですが、今回の逮捕でそれが実証されたことになりました。
調べによると、容疑者らは2007年9月1日、神奈川県小田原市の家電量販店で、偽造クレジットカードを使って、デジタル一眼レフカメラをだまし取った疑いだということです。
そして同日、近くの質屋でそのカメラを換金したということです。偽造クレジットカード犯罪のケースでは、換金目的で品物を騙し取るということです。
今回の逮捕は、データが入っていない「生カード」と呼ばれるものを中国から密輸しようとしたとして、中国人の男が関税法違反の疑いで逮捕されたことから犯行が発覚したそうです。
つまり、偽造クレジットカードが発覚したわけではなく、別件での逮捕から判明したということです。
ちなみに、容疑者らは昨年8月中旬から9月上旬にかけて計49回、家電など計207点(267万円相当)をだまし取った疑いを持たれています。
こうした偽造クレジットカード犯罪では、品物を騙し取られた販売会社が被害者になりますので、クレジットカードの利用者には直接被害はありません。
しかし、実際にこうした事件が起こっているということは、知っておいた方が良いでしょう。